有限会社アスターは数少ない淡水パール専門の卸売会社です。

淡水パールについて

中国産池蝶貝

少し淡水パールのお話をさせていただきます。

１．一口にパールと言っても海水産と淡水産とあり、皆さんががよく見かける
　　淡水パールは中国産池蝶貝を養殖し育てた物を指しています。

　　淡水パールはその名の通り淡水域で生きている貝から採れたものです。
　　日本では以前乱獲や水質汚染により日本固有種が減少しましたがその後
　　中国産の池蝶貝或いは交配させた貝によって琵琶湖周辺・霞ケ浦周辺で
　　養殖され現在に至っています。
　　また、諸外国でも養殖されている模様です。

２．現在多くの淡水パールが出回っていますがその殆どが中国から輸入した
　　淡水パールです。全世界の90％ととも言われています。
　　日本でも淡水パールは養殖されていて琵琶湖と霞ケ浦周辺とごく僅か
　　です、日本国内では余り出回っていません。
　　中国産淡水パールは、長江流域の多くの地域で養殖されそれが香港経由で
　　世界中に出荷され、そのごく一部が日本に輸入されています。
　　また、一部の業者は広州の市場、義?の市場や蘇州と??にある真珠市場
　　等に直接買付けや現地のエージェントを通したものになります。

３．十数年前と比べ現在の淡水パールは全体的に品質が向上し安物のイメージ
　　から脱皮しつつありますが、多くの日本人は丸くなければパールとは言え
　　ないという意識もありまだまだ安物扱いされている淡水パールです。
　　しかし一部の人たちは淡水パールは全部が真珠層でできているから、
　　バロックでも可愛いと興味を持ってくれる人達が増え普段使いとして愛用
　　されている方がたくさんいると思います。

４．淡水パールに対しほとんどの真珠は海水産の貝で養殖されています。
　　代表的な物でパールと言えば最初にアコヤ真珠｢Akoya Pearl Oyster｣（和珠）を指しますが、白と言えば白蝶貝を養殖して
　　できた｢White(Golden) Lip Pearl Shell｣を意味した南洋珠と呼ばれるもの、多くはオーストラリアやインドネシア等で養殖され
　　一部バーレーンでも養殖されていると聞いたことがあります。
　　また、黒と言えば黒蝶貝を養殖してできた｢Black Lip pearl Shell｣を意味した黒蝶珠と呼ばれるもの、一部では沖縄（石垣島）
　　の物もあるとか、品質的な違いは海水産と淡水産とは大きな違いはありません。
　　購入される個人の好みもあると 　　思いますので評価は個人次第かなと思います。

　　それぞれの貝の生育状態から巻きの状態が良い輝きがある物もあれば巻きが悪くちょっとボッーとした様なマットな感じの物も
　　あります。また、キズとかサークルと言われる物は白蝶パールや黒蝶パールと同じように淡水パールにもあり、本当の大きな
　　違いは、有核か無核かということではないでしょうか。（淡水パールにも有核の物が増えてきました。）
　　核を入れたものはどんな形であれその核の形がパールとして産出されてもおかしくはないでしょうから今では一概に。

それを考えると例えばパールの大きさが１０ｍｍ有ったとしてもその核の大きさはどの位の大きさでしょう、
　想像してみてください。
　皆さん、大きくて丸い珠が好きなのではと思いますが海水産のパールは殆どが有核であり、淡水産のパールは
　殆どが無核なのです。核がない淡水パールで形状が丸いものは産出量が少なく高価な物になります。
　上手く言えませんが海水産パールは一つの貝に一つの有核パール、淡水パールは一つの貝に数十個の無核パール
　丸いパールは、どちらにしても貴重な物なのです。

　※ここで言う淡水パールはヒレイケチョウ貝で養殖された物を差します。
　※文章のなかで一部ウィキペディアから引用しています。

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